大杉谷のドローン飛行の許可は毎年開山前までに取っておりますが、「昨年からの更新~」と継続できるかというと、そんなことは無く、毎年担当者が替わっていたりして、年々厳しくなっていく感じです。
今回、結構てこずったのがDIPS(ドローン情報基盤システム)による申請。
DIPSは大杉谷に限らず、ドローン飛行許可では毎回お世話になっているので、手慣れたものだったのですが、今回は中部空港事務所から激しいタックルが。
渓谷の上をドローン飛行させようとすると、すぐに150mを越えてしまいます。ドローンは地上から150m以上になるとまた特別な申請が必要となりまして、その場合はそのエリアを管轄する空港事務所の許可が必要となります。
まずは、東京管制部に問い合わせを行い、その空域で飛行機が飛ばないことを確認し、その結果を持って、中部空港事務所に、「東京管制部に確認してもらいました!」と連絡する、という段取り。
航空管制的には座標で示せ!という指示になりまして、
・北緯34°12’48.2″ 東経136°09’10.1″
こんな感じで示さなければなりません。
って、座標ってどうやって調べるんだ? これ、昨年まではそこまで言われなかったので、どうしたものか・・・。と悩んでいると、Google Mapで出るではないですか。
さすがGoogle様。
東京管制部にはGoogle Mapで調べた座標一覧を提出。それでOKをいただきました。
ところが、中部空港事務所へはDIPSで申請しなければならず、DIPSはDIPSで地図を表示する画面があり、Google Mapで調べた座標と、DIPSの座標が違うじゃないか!ってことになり。申請後修正を求められました。
その後も、東京管制部からのメール返信全文載せろ、だの、縮尺が違う、だので2回ほど修正。
そして最後は国立公園管理官からのご指摘が。
「地図で飛行エリアを示せ」
おっしゃる通り、地上の人は座標で言われてもなんのこっちゃですよね。
ということで、登山道に沿って飛行させる可能性のあるところをピンクで示しました。
そもそも、昨年まではこの地図だけで良かったんですけどね、今年になって「座標でーーー!」という指摘があったので、ついこの地図を国立公園管理官へのメールに添付し忘れただけなのですが。
ということで、苦労して取得した許可。
そして、連休前から撮影に入るプランを立てていたのですが。。。
コロナがぁーーー! ちきしょーーーーー!!!!